SLやまぐち号牽引機の現状(2023年6月下旬)

現在、SLやまぐち号は牽引機であるC57 1号機とD51 200号機の両方が不具合を起こして修理中のため運休している。C57 1の方はシリンダー周りの不具合、D51 200は炭水車の台車亀裂だそうだ。現在両機とも京都鉄道博物館(梅小路)で修理中となっている。

京都鉄道博物館・扇形車庫&転車台
京都鉄道博物館・扇形車庫&転車台

先月(2023年6月)の下旬、京都鉄道博物館を約5年ぶりぐらいに訪問する機会があり、両機の現状を見ることが出来た。


C57 1号機

まずC57 1号機はSL第2検修庫の外の留置線に置かれていた。が、手前にDE10 1118号機がカブっていて前の方が見えない。

京都鉄道博物館 留置線上のC57 1号機とDE10 1118号機

このDE10はエンジンのカバーが外された状態でアイドリングしており、ちょっと珍しい光景なので、まずはこちらが気になって動画撮影してみた。

とりあえず、C57 1を見える範囲から撮影。

C57 1号機(京都鉄道博物館・留置線)
C57 1号機(京都鉄道博物館・留置線)
C57 1とDE10 1118
C57 1とDE10 1118
C57 1 炭水車後部
C57 1 炭水車後部

あまりよく見えないなあと思ってあきらめ、しばらく別の場所を見て回って戻ってくると、DE10が位置を変えていて、C57 1の全体が見えるようになっていた。そこで改めて撮影。

C57 1(京都鉄道博物館・留置線)
C57 1(京都鉄道博物館・留置線)

横から見た姿は端正で美しい。「貴婦人」といわれるだけのことはある。

C57 1(京都鉄道博物館・留置線)
C57 1(京都鉄道博物館・留置線)

階段を上って、本館2F連絡デッキから見下ろすこともできる(階段の途中は、立ち止まるのが危険なので撮影禁止)。

C57 1(京都鉄道博物館・留置線)
C57 1(京都鉄道博物館・留置線)

先ほどのDE10 1118もカバーが閉じられて、少し離れたところに停車していた。

京都鉄道博物館・留置線
京都鉄道博物館・留置線

D51 200号機

D51 200号機は扇形車庫のSL検修庫の中にいた。

D51 200号機(京都鉄道博物館)
D51 200号機(京都鉄道博物館)
D51 200号機(京都鉄道博物館)
D51 200号機(京都鉄道博物館)
D51 200号機(京都鉄道博物館)
D51 200号機(京都鉄道博物館)

SL検修庫のエリアは手前にチェーンが張られていて立ち入りできないので、残念ながら奥の方は見えなかった。

左の検修庫部分は立ち入り不可。右の車庫部分は立ち入り可。
左の検修庫部分は立ち入り不可。右の車庫部分は立ち入り可。

亀裂が見つかったという炭水車はどうなっているのか?

それはSL第2検修庫の中にあった。ガラス越しで撮影しにくかったが、なんとかD51 200の炭水車を捉えた。

京都鉄道博物館・SL第2検修庫
京都鉄道博物館・SL第2検修庫
D51 200号機の炭水車
D51 200号機の炭水車

そういう訳で、とりあえず両機を見ることが出来たが、修理の状況がどうなっているのか何もわからない。やまぐち号は客車がまだ新しいのでもったいない。新型コロナも収まり、JR西日本の業績が回復してきたら、やまぐち号牽引機の修理の方にもお金を回して早く復活させてほしい。

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