概要
鳥取・白兎神社巡り(「スーパーはくと」ではなく、あえて「はまかぜ」で行く)。
をYouTubeにアップロードした。
3月3日の「ウサギの日」には「兎取県(とっとりけん)」に改名する鳥取県には、白兎を祀った「白兎神社」が2か所あり。それらを巡ってみようと考えた。通常、神戸・姫路から鉄道で鳥取に行くには「スーパーはくと」を使う。白兎神社に行くならネーミング関連的にもスーパーはくとが良いかと思ったが、今回はあえて遠回りの播但線を経由する「はまかぜ」に乗ることにした。理由は単に「はまかぜに乗りたい」から。
姫路から鳥取間は、スーパーはくとなら1時間36分程度。それが「はまかぜ」では約3時間かかる。そのため鳥取まで「はまかぜ」を通しで乗る人はほとんどいないはず。実際、「e5489」でチケットレス特急券を購入する際、「はまかぜ」で姫路~鳥取間を予約することが出来なかった。この区間で検索した場合、スーパーはくとしか出てこない。しかたなく、豊岡で分割して2区間に分けてチケットレス特急券を購入した。料金は、姫路~豊岡が1090円、豊岡~鳥取が1090円の合計2180円なので、分けて買ってもそこそこ安い。
以下は動画のダイジェストになる。
はまかぜ1号
「はまかぜ」は、大阪方面から姫路に着くと、向きを変えて播但線へ入る。車両はキハ189系気動車。私は姫路以北で189系に乗るのは初めて。大阪~明石間はこれまで何度か利用したことがある。
播但線を進み寺前駅に到着。播但線はここまで電化されており、赤い103系電車が何編成か停まっていた。赤い列車と言えば、むかし播但線を「レッドトレイン(50系客車)」が走っていたのを思い出した。
和田山駅では6分間停車するので、その間ホームに出て自販機で飲み物を購入した。実は乗車前に時間が無く飲み物を購入できていなかった。はまかぜ車内には自販機が無く、車内販売も無いのでありがたい。3時間喉が渇いたままになるところだった。
城崎温泉駅ではほとんどの乗客が下車してしまい、車内はガラガラになった。私が乗った3号車も他の乗客は1名のみ。
ここから先は日本海沿いを進むが、トンネルが多いために海はあまり見えない。トンネルとトンネルの間に少し開けた湾があり、そこから海が見えるパターンの繰り返しが続く。
なお、大阪から鳥取へ向かう場合、海側はA・B席となる。これは大阪~姫路の瀬戸内海沿いでも、城崎温泉から鳥取の日本海沿いでも同じ。またはまかぜの窓は大きく、2座席が1つの窓を共有するので、目の前に窓枠の柱が来てしまう席が一つ置きに発生する。姫路から鳥取へ向かう場合で目の前に柱が来ない席は号車によって異なり、私が乗った編成では1号車・3号車(運転台がある車両)は奇数席、2号車(中間車)は偶数席となっていた。つまり姫路から鳥取へ行く場合のおすすめは1・3号車の奇数、2号車の偶数席のA席となる。なお、大阪から姫路は席の向きが反対になるのでおすすめの奇数・偶数が入れ替わる。
有名な余部橋梁もあっという間に通過。
鳥取へ到着。姫路から3時間強かかったが、これは姫路から新幹線で東京へ行くのと同じ。座っているだけだが結構疲れた。
白兎神社
鳥取駅から白兎神社へは路線バスを利用した。ただし本数が極端に少ない(1日数本レベル)ので事前の下調べが必須。
湖山池のほとりを通り、白兎海岸沿いにすすんで、白兎神社前に着いた。
白兎神社前には道の駅があり、観光地化されている。レストランやカフェもあり、時間調整に便利。
さっそく白兎神社へ向かった。
ここはどうやら恋人の聖地らしく、郵便ポストもピンク色。
参道にはウサギの像が多くあった。これらはどれも新しく、近年観光地化する際に設置されたものだと思う。
参道の両側には、新しめのウサギの像が多く設置されていた。
手水舎にも新しいうさぎの像があった。音楽も流れているし、観光地化にはかなり力が入っていると感じた。
大型バスで来る団体もあり、境内はかなり混雑していた。参拝の行列も途絶えることなく続いていたし、社務所内も御朱印をもらう人、おみくじを買う人などの長い列が出来ていた。鳥取駅前より人が多いんじゃないと思うぐらいにぎやかで、観光地化に力を入れた結果が出ているのだと思う。
主神は白兎神。因幡の白うさぎの話は有名。
それほど広い神社ではないので、滞在時間は短く、すぐに白兎海岸(道の駅近く)まで戻った。
白兎海岸は縁結びと、縁が結ばれた後の恋人の聖地。若い女性やカップルに来てもらいたい(ターゲットにしている)のだろうか。
帰りの路線バスまでかなり時間が空いてしまい、それまで白兎海岸や道の駅でのんびり過ごすことにした。普段の平日の慌ただしさから考えると、ぼーっと海を眺めて波の音を聞いて過ごす時間も贅沢。
暑かったので、道の駅の「すなばコーヒー」でコーヒーシェイクを飲んで休憩。
再び路線バスに乗って鳥取駅まで戻り、この日は終了。鳥取市内で宿泊した。
福本白兎神社
翌日は八頭町にある福本白兎神社へ行くことにした。最寄り駅は因美線の郡家駅なので、JR鳥取駅から因美線の普通列車に乗車し、郡家駅へ向かった。
路線はJRだが、車両は智頭急行HOT3500形気動車。
鳥取駅から15分ほどで郡家駅に到着。
郡家駅の建物は新しく、モダンなデザイン。もっと古めかしい古い駅舎を予想していたが意外。この駅は若桜鉄道の起点ともなっていて、若桜鉄道の車両も停まっていた。
郡家駅前にもウサギの像があった。
福本白兎神社は、郡家駅から徒歩で十数分のところで、川沿いの田んぼに囲まれた静かなところ。他に人も居なかった。前日に行った観光地化された白兎海岸の白兎神社とは対照的。
社殿は別の場所(近くの青龍寺)に移設されており、ここには鳥居とわずかな建物が残るのみ。
白兎神を祀っているので、ここにもウサギの像があった。郡家駅前の像と同じく新しめなので、観光地化の一環かもしれない。
御朱印は郡家駅の観光協会窓口で受付している。
額は鳥居に比べてちょっと新しい。
近くに古くて破損した額が保存されていたので、付け替えたのだと思う。
郡家駅に戻った後、若桜鉄道で若桜へ向かった。この日はC12の運転日なので、それを見るのが主目的。今回の動画はここでいったん終了。
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