先日、広島県三次市の「もののけミュージアム」の敷地内にある「48650号機」を見に行った際、近くの旧JR三江線・尾関山駅跡で実施されている「レールマウンテンバイク」を体験しに行った。その様子は動画にしてYouTubeにアップロードしている。
このレールマウンテンバイクは、48650号機の保存・管理を行っている「一般社団法人みよしSL保存倶楽部」が運営している。
受付と出発地点は尾関山駅となる。JR三江線は2018年3月末に廃止となり、この尾関山駅もその時に廃駅となった。その後、みよしSL保存倶楽部が管理している。
レールマウンテンバイクは、電動アシスト機能付きマウンテンバイクを2台連結して線路上を走行できるようにしたもの。これは岐阜県飛騨市の神岡鉄道跡で実施されているレールマウンテンバイク「ガッタンゴー!!」の運営団体「NPO法人 神岡・町づくりネットワーク」から購入したもののようだ。上の画像で後ろに写っているカートはエンジン付きで、これはスタッフ用。
レールマウンテンバイクの後部には座席もあって、自転車部分に2人・後部座席に2人が乗車できる。ただし料金は1台ではなく1台に乗車する人数で変わる。
コースについては尾関山駅から尾関山公園下のトンネル部分で往復1.5Km程度。元祖ガッタンゴーが約6Kmなのに比べると1/4程度と短い。基本的に予約が必要だが、予約なしで行っても空きがあれば乗れるようだ。
というわけで、早速乗車して体験してみた。これについては静止画では伝わりにくいので、ぜひ動画を見ていただきたい。
電動アシスト付きなので進むのはかなり楽。またライトは自動点灯なのでトンネルに入った時も特に操作は必要ない。ハンドルは固定なので体を支える役目しかない。つまり片手離しで撮影しても問題ない。
まずは尾関山駅のホーム後に沿って進む。普段は駅のホーム下の線路に降りることは無いので、新鮮な感覚。
ホームを過ぎたところで折り返しとなる。
方向転換は手で回す方式。
そして反対向きに再出発。
そして、尾関山公園の下を通るトンネルに突入。トンネルの中が全く見えない暗闇なので、入る瞬間は結構怖い。
ライトは自動点灯する。トンネル内にはイルミネーションが設置されていた。
普段鉄道に乗ってトンネルを通過するときは何とも思わないが、自転車では体の周りを囲うものが無くむき出しなので、その状態で鉄道トンネルを通過するのはスリルがある(と言っても最初だけですぐ慣れたが)。
トンネルを出たところが折り返し地点。その先は「江の川」があり橋が架かっているが、立ち入り禁止となっている。
ガッタンゴーは橋を渡れるので、ここも橋を渡ってもう少し距離があると良かった。
方向転換して、トンネルに再突入。
尾関山駅に戻って終了。
短い区間だがとても楽しめた。尾関山公園は桜の名所だそうで、次はぜひ桜が咲くころに来てみたい。
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