一畑電車で、出雲大社へGO!

2024年6月、一畑電車に乗って出雲大社まで向かった時の動画をまとめてYouTubeにアップした。

出雲市は昨年(2023年)の4月にも訪れているが、その時は「奥出雲おろち号」に乗るために前泊しただけだったので、一畑電車に乗る機会も、出雲大社へ参拝することもできなかった。

2023年4月23日「奥出雲おろち号」乗車記
(2023/7/23追記)動画のまとめを作成した(下のYouTubeリンク)。 2023年4月22日(土)に熊本駅から鳥栖駅(佐賀県)まで「SL人吉」に乗車したが、その翌日(23日・日曜)の朝には出雲市駅前(島根県)に居た。 JR出雲市駅

今回は「新型やくも」に乗車するのと、改めて一畑電車で出雲大社へ向かう事を目的として、再度出雲市を訪れた。新型やくもの乗車記は下の記事。

新型やくもでJR出雲市駅に着いたのが正午過ぎ。まずは昼食ということで、JR出雲市駅と電鉄出雲市駅の間にある、出雲そば店(一福)で割子そばを食べた。

一福の割子そば

特に何も考えずに近くにあった店に入ったのだが、そばも天ぷらもおいしかった。割子そばというものは、おそらく初めて食べたと思う。まず一番上の段に薬味とつゆをかけ、一段目を食べ終えたら、一段目に残ったつゆを二段目に移して食べる。その次は三段目、という食べ方。そばを分けて食べるというのは、出石そばしか経験が無かったので、面白かった。

さて、改めて一畑電車の電鉄出雲市駅へ向かう。

一畑電車 電鉄出雲市駅
一畑電車 電鉄出雲市駅

一畑電車はローカル電鉄のイメージなので、古めかしい駅を想像していたら、意外と近代的な駅ビルだった。

一畑電車 電鉄出雲市駅
一畑電車 電鉄出雲市駅

待合室には結構多くの人が居たのだが、その原因は、電車の発車10分前にならないと改札口が開かないためだった。

一畑電車 電鉄出雲市駅 改札口
一畑電車 電鉄出雲市駅 改札口

改札はICカードが使えないので人が対応するしかない。電車は1時間に1本ぐらいしかないので常駐する訳にもいかないのだろう。

電鉄出雲市駅 時刻表
電鉄出雲市駅 時刻表

さて改札が開いたので、ホームに上がった。

一畑電車7000系
一畑電車7000系

ホームに出ると、意外と近代的な駅だった。ガラス張りの明るくて新しいホームは大都市近郊の駅のようで、一時間1本のローカル線には見えない。待っていた電車も新しかった。この7000系は2016年に配備された比較的新しい電車。

乗り込んで発車すると、しばらくは高架でJR山陰本線と並走するが、すぐに地面に降りてローカルな雰囲気になってきた。

一畑電車 

しばらく走ると「川跡(かわと)」駅に着くが、出雲大社に行く場合はここで大社線に乗り換える。このままこの電車に乗り続けると松江の方まで行ってしまう。

川跡駅
川跡駅

川跡駅で踏切を渡り、左の5000系に乗り換える。この5000系は1998年配備ではあるが、元々京王5000系からの改造譲渡なので、製造は1960年代。さすがに古い印象だが、きれいな青白の塗装と金帯・ヘッドマークのおかげで上品なレトロ感がある。

これに乗ると、これまでとは逆向きに(西向きに)走り出す。途中、神社の参道を電車が横切ることで有名な「粟津稲生神社」を通過したが、動画は撮り損ねた。

粟津稲生神社の参道
粟津稲生神社の参道

そして出雲大社前駅に到着。

出雲大社前駅
出雲大社前駅

左の線路に停車している赤い電車は引退した車両を展示しているもの。

駅でホームに降りると、ベンチにこんな文字が。

出雲大社前駅のベンチ
出雲大社前駅のベンチ

川跡から乗ってきた5000系。

一畑電車5000系
一畑電車5000系

レトロで良い外観なのだが、もうすぐ最新の7000系に置き換えられるそうだ。

出雲大社前駅は、天井が高くステンドグラスが美しいレトロな建物。国の登録有形文化財に登録されている。

出雲大社前駅
出雲大社前駅
出雲大社前駅
出雲大社前駅

外観もユニークなもの。

出雲大社前駅
出雲大社前駅

駅構内に展示されている「デハニ52」には、駅の外側から立ち入ることが出来る。

デハニ52
デハニ52

この車両は2009年に引退したが、その後、映画「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」に使われて営業線上を走行した。

デハニ52
デハニ52

映画ではデハニ53との2両編成で登場していたが、デハニ53の方は雲州平田駅に動態保存されて体験運転に用いられている。

扉はなんと「手動扉」。手動といっても、良くある「ボタンを押して開閉する扉」ではなく、本当に手でカラガラと開ける扉。これは珍しい。

デハニ52 手動扉
デハニ52 手動扉

車内の様子。古い車両なので床は板張り。

デハニ52 車内
デハニ52 車内

運転室専用の出入り口は無く、乗務員も乗客と同じ扉から乗り降りする。そのため、客室と運転室の仕切りは無く、簡易的に棒を一本渡せるようになっている。

デハニ52 車内
デハニ52 車内

運転室の側面は窓のみ。

デハニ52 運転室
デハニ52 運転室

なお、映画「49歳で電車の運転士になった男の物語(中井貴一主演)」は全く知らなかったが、デハニ52を見学したので一度見ておこうと思い、この旅行後に見てみた。会社員人生が終盤に差し掛かった人には刺さる内容(私もその一人だが)。更に鉄分高めの人にはお勧め。なお、この映画「RAILWAYS」はこの後シリーズ化され、第2作目「RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ(三浦友和主演)」、「かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発(有村架純主演)」がある。後の2作はまだ見ていないので、順番に見ていきたい。


さて、一畑電車関連はここまで。この後、出雲大社へ向かった。

出雲大社前駅から出雲大社までの道

出雲大社前駅といっても、出雲大社までは結構遠い。そこまでの道には観光客向けの商店が立ち並び、かなりにぎやか。

しばらく歩いてやっと勢溜(せいだまり)に到着。

出雲大社 勢溜
出雲大社 勢溜

勢溜(せいだまり)とは、人などの勢いが溜まる所という意味だそう。

ここから更に、下り参道、松の参道を延々と歩いていく必要がある。

出雲大社 松の参道
出雲大社 松の参道

やっと拝殿に到着。

出雲大社 拝殿
出雲大社 拝殿

普通の神社での参拝は「二礼二拍手一礼」だが、出雲大社では「二礼四拍手一礼」だそうだ。

出雲大社での参拝はどのようにするのでしょうか?
縁結びの神・福の神として名高い出雲大社(いづもおおやしろ)の公式ウェブサイト。 御祭神は大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)で、広く「だいこくさま」として慕われ、日本全国でお示しになられた様々な御神徳は数多くの御神名によって称えられています...

この後、境内各所をまわったが、結構ウサギの像が目立って多かった。

出雲大社 ウサギの像
出雲大社 ウサギの像

出雲大社から出雲市への帰りについては、一畑電車の時間がスケジュールと合わなかったので、バスで帰った。もう一度一畑電車に乗りたかったが、その後の予定の都合上急いでいたのでやむを得ない。

その後は、松江市にいって宍道湖の夕陽を見てきた。これは下のブログ記事参照。

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